何で、どう老後資金を準備する?

老後資金の準備をする方法として、一つは公的年金以外に毎月受給できる仕組み作りを検討したいところです。国民年金の方であれば、国民年金基金に加入して年金を上乗せする方法も。個人年金保険やiDeco(個人型確定拠出年金)に加入するのもいいでしょう。

貯蓄も増やしておきたいですが、超低金利時代はしばらく続きそうです。コロナ禍で賃金や雇用は不安定ですし、「貯金のみでは老後資金を準備できない」という方も少なくないですよね。それならば、資産運用で「お金を育てる」発想を持たれることをおすすめします。

資産運用といっても、株式のように変動が大きな商品で短期的に売買するのではなく、長期的に毎月コツコツと積み立てながら運用するといいでしょう。大切な老後資金ですから、リスクを抑えて運用したいですよね。

例えば毎月3万円を投資した場合、金融庁の資産運用シュミレーションを利用して、利回りごとにどれだけ積み立てができるかをご紹介します。

毎月3万円を25年間積立した場合

  • 年率利回り0%の場合:900万円
  • 年率利回り3%の場合:1338万235円
  • 年率利回り6%の場合:2078万9819円

0%と3%では約400万円、0%と6%では約1100万円もの差が出ますね。長期的に投資するほど効果が出ますので、できれば早いうちから始めたいところです。

ただし、無理のない金額で行うことが基本です。ある程度の貯金を用意したら、毎月無理のない金額からはじめてみて、時期を見ながら段々と金額を増やしていくといいでしょう。

難しい印象がある資産運用ですが、まずはオンラインでマネーセミナーを活用するのもおすすめです。本やネットでただ読むだけでなく、動画を見たりセミナーに参加したりすることで、資産運用がより身近になるでしょう。

一度学べば、いくつになっても運用することができます。家での時間があるときに、はじめてみてはいかがでしょうか。

参考資料