「老後資金の準備」に関心を寄せる人が増える中で、年金はいくら受け取れるのか把握できないという方は多いです。

一般的に年金の受給開始は65歳からになります。「人生100年時代」といわれる現代では、約35年間の主な収益源となる年金額は、押さえておきたいところですよね。

本日は、FPの資格を持ち、証券会社にて約20年資産運用コンサルティングに携わってきた私から、今のシニア世代の受給額をお伝えしたいと思います。

そもそも国民年金と厚生年金とは?

はじめに年金の違いについておさらいしましょう。日本の年金は、国民年金と厚生年金の「2階建て」と言われています。

  • 国民年金…基本的に20歳以上の方が全員加入するもの。年金の1階部分。
  • 厚生年金…会社員や公務員など勤めている方が加入するもの。上乗せとなる2階部分。

自営業や専業主婦の方、また扶養内で働いている方は1階部分の国民年金のみになります。会社員や公務員の方、扶養を外れて社会保険をおさめている方は2階部分の厚生年金も受給できます。