内閣府が発表している『我が国と諸外国の若者の意識に関する調査』(平成30年度)によれば、日本の若者のうちで「自分自身に満足している」と回答した人は10.4%。比較調査対象であるアメリカ(57.9%)、イギリス(42.0%)、韓国(36.3%)などと比較してもだんとつで低い結果となっています。

なかなか自分のことを好きになれない人が多い日本。きっと多くの親御さんも、自分の子供には自己肯定感が高く育ってほしい、そう思っているのではないでしょうか。

そんな中で気になる漫画を見つけました。イラストやエッセイ漫画を発表している刹那さん(@stn_chan)がツイッターに投稿していた作品『ただ笑ってるだけ』です。

姉のようにはなりたくない

幼い頃から、いつもニコニコして周囲から愛されていた刹那さん。一方で7歳年上のお姉さんは、小さい頃から無口、無表情。学校や親戚とも上手に馴染めない、正反対の性格だったそうです。

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大人からチヤホヤされていた、幼い頃の刹那さん。ひとりポツンとして誰とも話さない姉を見ながら、思います。「ああはなりたくないな」。

ところが大人になり、時は現在…。

今の自分は嫌いだ

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入院してしまった祖母をお見舞いするために、姉と二人で病室を訪れた刹那さん。普段のようにニコニコしていると、祖母は一言。「…あら…刹那も昔と変わらずニコニコしてるだけだねぇ~…」。

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「ニコニコしてるだけ」…なにかを見透かされていたように感じた刹那さん。「ははっ」「そうだね~笑」と笑顔で誤魔化しながら思うのです。「昔と違って、今の自分は嫌いだ」。

子供の頃はニコニコ笑顔で周囲から可愛がられ、そんな自分が好きだった刹那さん。大人になって、変わらず同じようにニコニコしているはずですが、今の自分は嫌いだといいます。

刹那さんにお話を聞いてみました。

ツイ主さんインタビュー

――おばあ様の言葉、かなりグサリとくる内容でした…

「人とコミュニケーションをとる時、大体笑っていればどうにかなってなってきたのを祖母や私は知ってる為、大人になっても変わらずニコニコしてる私を悟られた気がしてちょっと恥ずかしかったです」。

――最近のお姉さんはいかがですか?

「今でも基本無表情です。でも社会人ですので表向きは当たり障りない笑顔な人になりますね。身内だとその切り替えが少し怖いときあります」。

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子供が明るく笑顔でいると、たしかに大人としては安心ですよね。でもその子が本当に思っていること、感じていることは何なのか、しっかり向き合うことも大切なのではないかと思わされます。多くの子育て中のお父さん、お母さんたちにとっても、思うところが多い漫画なのではないでしょうか。

参考資料

増田 雄三