60代世帯「貯蓄4000万円超」が2割弱!
60代・二人以上世帯の貯蓄額は、平均で2384万円。ただしこの平均額だけでは「どのくらいの割合の世帯」に「どの程度の貯蓄があるのか」を知ることはできません。
実は各年代一定数の貯蓄「100万円未満」世帯が存在しており、一方で貯蓄「4000万円以上」もいます。では、それぞれどのくらいの世帯数なのでしょうか。
そこで、次のグラフから60代世帯の貯蓄額分布のイメージをつかんでいきましょう。このグラフは貯蓄現在高階級における世帯数(抽出率調整済実数)をまとめたものです。
60代二人以上世帯の貯蓄分布(割合)
100万円未満:7.2%、100万円~:4.5%、200万円~:3.3%、300万円~:3.17%、400万円~:3.17%
500万円~:3.1%、600万円~:3.1%、700万円~:3.0%、800万円~:2.7%、900万円~:2.0%
1000万円~:6.6%、1200万円~:4.5%、1400万円~:4.0%、1600万円~:3.79%、1800万円~:3.1%
2000万円~:8.1%、2500万円~:7.4%
3000万円~:8.4%、4000万円以上:19.0%
「4000万円以上」が約2割存在しますが、ほぼ同程度の割合で「400万円未満」の世帯も。このデータからは、60代の貯蓄事情の二極化が読み取れます。
とはいえ、かつて「老後2000万円問題」でクローズアップされたあの金額をクリアする世帯は全体の約4割、3000万円以上世帯に絞っても約3割もいるわけです。
30代、40代の子ども世代よりもゆたかな暮らしができている世帯が一定数あることも推測できそうですね。
そこで、次でちょっと面白いデータをご紹介します。