60代の「ほんとうの貯蓄額」って、どのくらい?
貯蓄と負債はセットにして考える必要があります。そこで参考にしたいのが、貯蓄額から負債額を差し引いた「純貯蓄額(=ほんとうの貯蓄額)」です。
60代・二人以上世帯の「借入額」
同調査で、「借入金がある」と答えた60代・二人以上世帯は全体の31.2%、「借入金がない」と答えた世帯は67.3%、「無回答」が1.5%でした。そして、無回答以外の世帯の「借入金」は、平均額:205万円(中央値:0万円)でした。
60代・二人以上世帯「ほんとうの貯蓄額」
60代の金融資産額から借入額を差し引いた、「純貯蓄額=ほんとうの貯蓄額」の平均は以下の通りです。
1745万円-205万円=1540万円
60代は、住宅ローンや教育費といったコアな出費がいったん落ち着き、定年退職金が世帯の貯蓄額を引きあげるケースも多い時期です。この世代特有の状況が、60代で純貯蓄額がいっきに増える背景にあると考えてよさそうです。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)