医療費の自己負担は今後どうなる?
ここまで、2020年度の医療費について解説してきました。
医療制度については、2021年6月4日、医療制度改革関連法が参院本会議で可決、成立しています。一定の所得がある後期高齢者(75歳以上)の医療費の自己負担を1割から2割に引き上げることなどが目玉です。収入に応じて高齢者に負担を求め、現役世代の負担を抑制することが目的です。
医療費の自己負担はご自身の生活に直結するので、こまめに情報をチェックされることをおすすめします。
参考資料
- 財務省「2025年、高齢者1人を現役世代何人で支える?」
- 厚生労働省「『令和2年度 医療費の動向』を公表します~概算医療費の年度集計結果~」2021年8月31日
- 厚生労働省「全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案について」
齊藤 慧