60~70代、みんなの貯蓄はいくら?老後も働き続けるか

AtlasStudio/shutterstock.com

copy URL

2019年に「老後に2000万円が必要」と話題になりました。「2000万円なんて貯められない!」と驚かれた方もいるでしょう。貯蓄に励むとともに、定年後も仕事を続けようか考えられる方もいますよね。

日本労働組合総連合会の「高齢者雇用に関する調査2020」で60歳以上の人に1カ月の賃金(税込)を調査したところ、「5万円~10万円未満:20.0%」「15万円~20万円未満:19.3%」 「20万円~25万円未満:20.5%」とさまざま。平均は18万9千万円です。

続きを読む

一方で、65歳以降も働く場合に心配なことを全回答者に聞いたところ、「自身の体力」「自身の健康維持」「十分な所得」 の3つがあげられました。老後資金のために働き続けるのは、有効な選択肢の一つ。一方で、いつまで元気に働き続けられるかは、誰しも分からないですよね。その不安を消してくれるのが貯蓄です。

では実際に、現在の60~70代はどれくらいの貯蓄を保有しているのでしょうか。

60代、貯蓄はいくら?

まずは60代の貯蓄事情を、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年(2020年)調査結果」を参考にご紹介します。

【60代・二人以上世帯】「金融資産保有額」(金融資産を保有していない世帯を含む)

金融資産非保有:18.3%・100万円未満:3.5%・100~200万円未満:4.0%・200~300万円未満:4.0%・300~400万円未満:3.3%・400~500万円未満:4.0%・500~700万円未満:5.3%・700~1000万円未満:7.5%・1000~1500万円未満:7.5%・1500~2000万円未満:6.3%・2000~3000万円未満:13.3%・3000万円以上:19.6%・無回答:3.3%

60代で2000万円以上の貯蓄をクリアしているのは32.9%と約3割を占めます。一方で、1000万円台の人は13.8%。貯蓄100万円未満の世帯は約2割です。

貯蓄についてはかなり個人差があり、2000万円以上が約3割、100万円未満が約2割と二極化していることが分かりましたね。

続いて70代の貯蓄を見てみましょう。

【70歳以上】金融資産保有額の分布(金融資産を保有していない世帯を含む)

金融資産非保有:18.6%・100万円未満:4.3%・100万円以上200万円未満:4.1%・200万円以上300万円未満:2.6%・300万円以上400万円未満:3.0%・400万円以上500万円未満:2.6%・500万円以上700万円未満:6.5%・700万円以上1000万円未満:6.3%・1000万円以上1500万円未満:11.9%・1500万円以上2000万円未満:8.0%・2000万円以上3000万円未満:10.4%・・3000万円以上:19.0%・無回答:2.6%

70代では、貯蓄2000万円以上が29.4%と約3割、1000万円台は約2割と1000万円以上が約半分です。一方で、100万円未満の世帯も約2割です。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者
宮野 茉莉子

東京女子大学哲学科卒。大学卒業後、野村證券に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、個人顧客向けに資産運用のアドバイスや金融商品の提案を行う。2011年に独立し、ライターおよびコラムニストとして活動。主な執筆分野は育児、教育、暮らしのお金、ライフハック、女性の社会問題、哲学など。現在はLIMO編集部にて、金融、経済、産業をテーマに執筆中。子どもから大人まで「自分の頭で考える」哲学の面白みも伝えるべく活動中。禅好きの3児の母。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。証券外務員一種保有。