「教育費」は世帯年収でどう変わる?

同様に、「教育費」と「教養・レジャー費」についても見ていきましょう。いわゆる「衣食住」には含まれない部分ですね。

世帯年収ごとにみた「教育費」

家計調査 家計収支編より「教育」の項目を抜粋

平均…1万290円

  • 200万円未満…1699円
  • 200万~250万円…2223円
  • 250万~300万円…1763円
  • 300万~350万円…1238円
  • 350万~400万円…2142円
  • 400万~450万円…4186円
  • 450万~500万円…4644円
  • 500万~550万円…6747円
  • 550万~600万円…9022円
  • 600万~650万円…9373円
  • 650万~700万円…1万2933円
  • 700万~750万円…1万3113円
  • 750万~800万円…1万2976円
  • 800万~900万円…1万5923円
  • 900万~1000万円…2万5693円
  • 1000万~1250万円…2万4127円
  • 1250万~1500万円…3万4277円
  • 1500万円以上…3万1138円

世帯年収ごとにみた「教養・レジャー費」

家計調査 家計収支編より「教養・娯楽」の項目を抜粋

平均…2万4285円

  • 200万円未満…1万1273円
  • 200万~250万円…1万4156円
  • 250万~300万円…1万4584円
  • 300万~350万円…1万7656円
  • 350万~400万円…1万8752円
  • 400万~450万円…2万604円
  • 450万~500万円…2万504円
  • 500万~550万円…2万1131円
  • 550万~600万円…2万3872円
  • 600万~650万円…2万4766円
  • 650万~700万円…2万6938円
  • 700万~750万円…2万8428円
  • 750万~800万円…2万7259円
  • 800万~900万円…2万9934円
  • 900万~1000万円…3万2094円
  • 1000万~1250万円…3万6142円
  • 1250万~1500万円…4万2247円
  • 1500万円以上…4万8485円

世帯収入による格差がもっとも顕著なのは「教育費」です。年収が上がれば、子どもにそれなりの教育を受けさせたいと考え、私学への進学を選択する親が増えることが推測されます。単純比較すると、年収1000万円世帯の教育費は、年収400万円世帯の約5.8倍です。

ちなみに世帯人員が2.5人を超えるラインである年収350万円世帯と、最も教育費が高い年収1250万円世帯を比較すると、その差は実に16倍。

教養・レジャー費をみると、年収1000万円世帯では、年収400万円世帯の約1.6倍です。教育費ほどの大差はみられませんね。

よって、「教育費」は、年収上がると増える傾向が最も顕著に表れている項目であるといえそうです。