老後の生活費はいくらかかるか?

みなさんは一昨年話題となった「老後2000万円問題」をご存知でしょうか?この問題を紐とき、老後生活費が実際不足するかどうかを見ていきましょう。

まず、金融審議会「市場ワーキンググループ」(第21回)厚生労働省提出資料から該当部分をまとめました。

これが「老後2000万円」の根拠です。

ただし、この計算式で注意したいことが3つあります。

  • 介護費用が含まれていない
  • 住居費が1万3656円で計算されている
  • 収入と支出は人それぞれ

現在85歳以上で介護認定を受ける人の割合は、59.3%と非常に多くなっています。(生命保険文化センター調べ)

また、入居時費用のある有料老人ホームに5年間入居した場合は、1900万円強が必要です。(LIFULL介護調べ)

長生きリスクを考えると、介護費用は備えておいたほうが良さそうですね。

さらに、賃貸派の方は老後の生活費の中に家賃も含める必要があるでしょう。東京都の家賃相場は約8万円(ハウスコム調べ)ですので、その金額を毎月支出に加算する必要がありそうです。

なお、ご自身がどのような老後生活を送りたいかによっても、必要な金額は変わります。上記のモデルケースは、「必要最低限の老後生活費」基準です。

公益財団法人生命保険文化センターのデータによると、ゆとりある老後を暮らしたい場合は、月々生活費が36.1万円必要という調査結果があります。

つまり、多くの方は2000万円だけでは足りないことになるでしょう。