漫画家の祭さんは、おみくじちゃんとあみだちゃんというチンチラの母子、元保護チンチラの福くん、デグーの棟梁ちゃんというネズミさんたちと一緒に生活しています。1歳の誕生日を目前に、抜け毛の症状に見舞われてしまったあみだちゃん(第111話参照)。検査の結果が出たということで、飼い主の祭さんのところに病院の先生から電話がかかってきました。

結果は「真菌陽性」。真菌とはカビのことを指し、動物の身体に抜け毛や赤班、水疱といった皮膚疾患をもたらすとされています。チンチラの場合、小さな子や免疫力が低下している場合に発症しやすいのだそう。

思わず「わあ~、出ましたか。」という言葉が口をついてでる祭さん。というのも、原因が真菌(カビ)となると、他の子や、場合によっては人間にも感染してしまう可能性があるからです。

ただ、今回は原因が真菌であることも考慮して、あらかじめ薬を処方してもらっていたので、幸いにもあみだちゃんの症状は悪化することがありませんでした。あとは、他の子に感染させないために全ケージの大掃除と消毒を行い、感染対策はバッチリ!

…のはずでしたが、あみだちゃんの経過観察で病院に行く直前になって、福くんの尻尾の付け根に、あみだちゃんと同じ抜け毛の症状が! 祭さんはあみだちゃんと福くんの2匹を連れて、病院に行くことにしました。

あみだちゃんは順調に治癒の方向に向かっているということでホッ。一方の福くんは、一応検査をしてみることになりましたが、先生と祭さんの意見は「おそらく原因は真菌」ということで一致。結果が出るまでの期間、あみだちゃんと同じ薬が処方されることとなりました。