コロナ禍でおうち時間が増え、家庭菜園やガーデニングを楽しむ人が増えています。野菜を育てることで節約にもなりますし、なにより自分で育てた野菜を収穫し味わうのは、たとえ少量であっても楽しいものです。

今の時期はちょうど夏野菜の収穫が終わり、秋冬野菜を植え始める時期。秋冬野菜を植える前の準備は大丈夫でしょうか。

本日はガーデニング歴20年のLIMO編集部員から、秋野菜を植える前の準備や、植えて楽しいおすすめ秋野菜についてご紹介します。

収穫後の土は要注意!「連作障害」に気をつける

夏野菜を収穫した後の土、そのまま秋野菜の苗を植えたりして、使い続けていませんか?

夏野菜の代表選手、トマトやナス、ピーマンは同じナス科の植物。ナス科の植物を植えたあと、同じ科のじゃがいもなどを植えると「連作障害」といって、生育不良になる可能性があります。

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そもそも同じ科の植物は必要とする養分も同じ、その植物を好んで食べる虫も同じ、菌類も同様です。必要とする養分がなくなって、土中の微生物が偏った状況で次の作物を植えるとどうなるか…結果は言わずもがなです。

連作障害になりやすいのは、ナス科、アブラナ科、バラ科、ウリ科の植物など。

できれば、一度使った土は養分を補ったり、太陽熱で殺菌したりしてから植えるほうがよいでしょう。

太陽熱殺菌とは?
直射日光の当たる場所に土を放置しておくことで、土が高温になり、土中の雑菌や虫を死滅させる土の消毒方法のこと。家庭で簡単にできる方法としては、ビニール袋に密閉して放置するなどが一般的。