企業規模や役職は?稼ぐ女性の「しごと」事情
ここからは、高収入の女性たちの「仕事」について、色々気になる部分をデータで見ていきます。
厚生労働省などの調査基準によると、大企業などの「企業規模」については「調査労働者の属する企業の全常用労働者数の規模」から定義されています。常用労働者 1000人以上を「大企業」、100~999人を「中企業」、10~99人を「小企業」として集計されています。
引き続き同資料の第6-2表より、企業規模別の平均賃金を見ていきます。
正規雇用の場合の平均賃金は、女性で26万9200円(年収:約320万円)、男性で35万700円(年収:約420万円)でしたが、これを企業規模別に見ると以下のようになります。
企業規模別にみた「女性の平均賃金」
- 大企業:29万4800円(年収:約350万円)
- 中企業:26万9900円(年収:約320万円)
- 小企業:24万3100円(年収:約290万円)
このように女性の場合、企業規模での差はそれほど大きくはないようです。男性の場合はどうでしょう。
企業規模別にみた「男性の平均賃金」
- 大企業:39万5700円(年収:約470万円)
- 中企業:34万3500円(年収:約410万円)
- 小企業:30万8700円(年収:約370万円)
男女の違いを見ると、女性の場合は大企業だから飛びぬけて高収入である、というわけではなさそうです。では、高収入の女性はどのような働き方をしているのでしょうか。