これからの老後資金を考えるために

2019年に「老後2000万円問題」が話題となってから、老後に不安を感じる人は多いでしょう。老後資金の柱となるのは、毎月受給する公的年金。公的年金で足りない部分について、個人で加入した年金で補ったり、預貯金など保有している資産からおろしたり、定年後も働いて収入を得たりすることになります。

老後資金が不安であれば、まず考えられる対処法の一つとして「公的年金を増やす」方法が挙げられます。具体的にはこれまで見てきたように、厚生年金に加入すること。女性であれば扶養を外れて厚生年金に加入したり、フルタイム勤務や転職で収入を増やしたりという選択肢が考えられるでしょう。

働き方によっては、上記のうち「定年後も働いて収入を得る」ことも可能に。特に女性の場合、仕事を選ぶ際には目の前の育児や家事のことで頭が一杯になり、数年後、十数年後のことまでは考えられない方もいます。たくさんのことを考えると悩んでしまいますが、優先順位を決めながら、働き方について試行錯誤してみるのも良いでしょう。