テクノロジーの積極的な活用により成長を果たしたマクドナルド

マクドナルドの完全復活はコロナ禍下での巣ごもり需要の後押しもありますが、外食業界において際立つテクノロジーの積極活用を抜きに語ることはできません。モバイルオーダーサービスの導入はマクドナルドが外食業界の先頭を切っており、またUber Eatsなどのデリバリーサービスの活用もマクドナルドは積極的です。マクドナルドの今期の成長は、自社でのテクノロジーを活用した地道な努力があってこそです。

実際にモバイルオーダーは6月時点で2860店に導入されており、Uber Eatsは1517店で導入がなされています。特にUber Eatsは2019年6月の430店から2年で3.5倍に増加しました。

人口減少社会の中では成長が難しいといわれる外食産業において、マクドナルドのテクノロジーを活用した完全復活は、今後の国内外食企業成長のモデルケースとなる可能性があります。マクドナルドはどのような形で継続的な成長を目指すのか、業績の行方とともに今後発表される新サービスからも目が離せません。

参考資料

石井 僚一