テクノロジーの積極的な活用により成長を果たしたマクドナルド
マクドナルドの完全復活はコロナ禍下での巣ごもり需要の後押しもありますが、外食業界において際立つテクノロジーの積極活用を抜きに語ることはできません。モバイルオーダーサービスの導入はマクドナルドが外食業界の先頭を切っており、またUber Eatsなどのデリバリーサービスの活用もマクドナルドは積極的です。マクドナルドの今期の成長は、自社でのテクノロジーを活用した地道な努力があってこそです。
実際にモバイルオーダーは6月時点で2860店に導入されており、Uber Eatsは1517店で導入がなされています。特にUber Eatsは2019年6月の430店から2年で3.5倍に増加しました。
人口減少社会の中では成長が難しいといわれる外食産業において、マクドナルドのテクノロジーを活用した完全復活は、今後の国内外食企業成長のモデルケースとなる可能性があります。マクドナルドはどのような形で継続的な成長を目指すのか、業績の行方とともに今後発表される新サービスからも目が離せません。
参考資料
- 日本マクドナルドホールディングス株式会社「2021年12 月期 業績予想の修正に関するお知らせ」
- 日本マクドナルドホールディングス株式会社「平成 23 年 12 月期通期連結決算状況」
- 日本マクドナルドホールディングス株式会社「平成23年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」
- 日本マクドナルドホールディングス株式会社「2021年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」
- 日本マクドナルドホールディングス株式会社「当社の役員人事について」
- 日本マクドナルドホールディングス株式会社「2021年 第2四半期決算発表」
石井 僚一