みんな、老後資金は何で準備している?

では、実際に今の40~50代の方は、どのような金融商品で老後資金を準備しているのでしょうか。生命保険文化センターが調査した「老後保障に対する私的準備状況」より、40歳代と50歳代の男女別でご紹介します。

まず40歳代ですが、老後資金を準備しているのは男性68.7%、女性66.2%です。

40歳代の老後保障に対する私的準備状況:男性/女性

  • 預貯金:41.2%/39.5%
  • 個人年金保険/変額個人年金保険/生命保険:49.5%/45.6%
  • 損保の年金型商品:11.6%/5.5%
  • 有価証券:8.5%/3.6%
  • その他:1.4%/0.8%

預貯金と個人年金保険・変額個人年金保険・生命保険で準備をする方が多いですね。

次に50歳代をみてみましょう。男性は70.4%、女性は74.2%が老後資金を準備しています。40歳代に比べて男女ともに増えていますが、特に女性の増加が目立ちます。金融商品の内訳をみてみましょう。

50歳代の老後保障に対する私的準備状況:男性/女性

  • 預貯金:45.5%/53.4%
  • 個人年金保険/変額個人年金保険/生命保険:49.9%/53.0%
  • 損保の年金型商品:12.6%/10.6%
  • 有価証券:14.1%/6.3%
  • その他:0.8%/0.8%

40歳代と同じように預貯金と個人年金保険・変額個人年金保険・生命保険で準備をする方が多いとわかります。50歳代になれば老後は目前で意識も高くなるでしょう。また、教育費が落ち着いて老後資金に回せる家庭も増えると考えられます。