現役時代に「いかに備えるか」
今回は、60代の貯蓄と年金、資産寿命をのばすためのポイントについて確認してきました。60代よりも若い方は、現役時代いかに早い段階で備え始めるかが重要になってきます。
次のシミュレーション結果をご覧ください。
毎月5万円積立投資し、6%で運用できた場合
- 積立運用期間10年:約819万円(積立総額600万円)
- 積立運用期間20年:約2310万円(積立総額1200万円)
- 積立運用期間30年:約5022万円(積立総額1800万円)
これを見ていただくと、資産運用に「早く」取り組むことがいかに大切か、お分かりいただけたかと思います。
「人生100年時代」を見据えたマネープランを
理想の老後は十人十色。必要とお金もそれぞれちがいます。とはいえ、老後の準備がまったく必要ないという家庭は少ないでしょう。
家族の在宅時間が増えるいま、「将来のお金のこと」を、ゆっくり考えるよい機会かもしれません。人生100年時代を見据えたマネープランを立てていきたいですね。
参考資料
- 日本年金機構「ねんきんネット」
- 厚生労働省年金局「令和元年度(2019年度) 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年(2020年)調査結果」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
- 森重由里子(LIMO)「60代の「ねんきん・ちょきん」長寿時代の貯蓄術」
宮内 勇資