メリット5:全棟が地下駐車場でつながっている
陸上に緑が多い理由として、駐車場が全棟地下に存在している点が挙げられますが、これがこのプロジェクトの特徴の1つでもあります。
駐車場は地上に作るよりも地下に作る方が断然お金がかかりますので、家を買うというよりは街全体のプロジェクトを買うといったイメージになるかもしれません。
晴海フラッグのデメリット
次に、晴海フラッグのデメリットを見ていきましょう。
デメリット1:公共交通のアクセスが悪い
最寄駅の大江戸線勝どき駅まで徒歩15分~20分もかかりますので、都心といえども案外不便な印象です。
新橋・虎ノ門へは10分間隔でBRT(バス)の運行も予定されていますが、都内に毎日通勤する人にとっては決して便利な立地とは言えないでしょう。ただ、テレワークができて、車中心の生活をする人にとっては最高の立地だと思います。
デメリット2:埋立地であり、ゴミ処理場が近い
もともと晴海地区は埋立地ですから、それを嫌う人にとっては不向きかもしれません。また、現地に行くとわかるのですが、ゴミ処理場が隣接しているので大きな煙突の存在感が気になる人もいると思います。
さらには、海辺ということで塩害や高潮、津波のリスクも考えれば、地下駐車場が水没する可能性もゼロではありません。この辺は保険でカバーするしかありませんが、気になる人にとってはとことん気になる部分だと思います。
デメリット3:団地のような雰囲気
完成イメージと実際に完成したマンションのイメージが違うといったことは往々にしてありますが、少しデザインが古く、団地のような雰囲気であるという意見がちらほら見受けられます。
実際に私が見た印象でも、周囲の分譲マンションと比較するとデザイン的に見劣りするように感じました。
デメリット4:管理費が割高
タワマンの管理費が高いというのは有名な話ですが、タワマンでなくとも、晴海フラッグの管理費は相当高い印象です。
通常、管理費の相場は1万円台が一般的ですが、晴海フラッグの管理費は月3万5,000円~4万5,000円程度もかかります。これに修繕積立金と固定資産税が乗ってきますので、相当な維持費を覚悟する必要があるでしょう。
たとえば6,000万円の住戸を金利0.5%で35年のローンを組むと、月々の返済額は約15万円程度ですが、管理費などを含めると20万円以上の支払いが必要になってきます。
そもそも、晴海フラッグは街から作っているプロジェクトなので、管理費が高くなるのは当然として、分譲単価を安くしいるカラクリとして管理費が高くなっているという可能性もあります。