退職金や公的年金だけで大丈夫か?
老後の生活資金は「退職金」や「公的年金」があるから大丈夫、と考えている方も少なくないでしょう。
退職金や公的年金についても、受給額は人それぞれです。中には、「十分にまかなえる」という方も、もしかしたら僅かにいらっしゃるのかもしれません。
どれくらいの金額を受け取ることができるか確認できていない、という方は少しでも早く確認することをお勧めします。
なぜなら、老後に備えるべき金額が少しでも早くわかれば、備えられる期間も長くなるからです。
とは言え、『さっそく資産運用をはじめよう!』と、かんたんにスタートできる人が多くないのが今の日本の現状…。
日本人の金融リテラシーの現状を物語る結果が、日本銀行調査統計局「資金循環の日米欧比較」(図表2「家計の金融資産構成」)の中にありました。
下記は、家計の現金・預金が占める割合となります。
- 日本…54.2%
- 米国…13.7%
- ユーロエリア…34.9%
この結果を裏返せば、やはり大多数の日本人が金融資産をまだまだ上手に使い分けることができていない、とも言えそうですね。