「貯金・貯蓄ができない」という声をよく耳にしますが、実際お金が貯まらないという人はそのためのアクションを取っていないことが多いもの。
貯金というと大層なことに聞こえるかもしれませんが、ちょっとした心がけでうまくいくようになることもあるのです。そこで今回は、「お金が貯まらない」と感じている人にやってみてほしいことを紹介します。
世代別の純貯蓄額は?
まず、世間的にはみんなどのくらい貯蓄があるのでしょうか。参考までに、総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-」から、二人以上世帯の年代別純貯蓄額を見てみましょう(図表1参照)。なお、貯蓄には預貯金のほかに有価証券や保険などの金融商品が含まれます。
この「純貯蓄額」とは、貯蓄額から負債額を差し引いたものを指し、負債額のほとんどは住宅ローンです。40代までは純貯蓄額はマイナスになっていますが、50代に入ると住宅ローン返済が終わったり、子どもの教育資金にめどがついたりと負債が減ることもあり、純貯蓄額がプラスに転じています。