審査基準で最も重要視されるものは味。そしてコクと食感が続き、見た目と溶けやすさも評価されます。一般人や子どもたちが審査員を務める部門や、販売する店が対象となる部門もあります。アイスクリーム好きのニュージーランド人は、毎年この賞の結果を楽しみにしています。

添加物なしの手作りアイスクリーム「ピュア」

その「アイスクリーム・アワーズ」で、昨年ジェラート部門で金賞、プレミアム・アイスクリーム部門で4つの銀賞を獲得したのが、手作りアイスクリームメーカー、ピュア・ニュージーランド・アイスクリームです。

南島の町、ワナカを本拠地とし、過去10年間で59もの賞を受賞しています。そんな折り紙付きの味が近々日本に上陸することになりました。輸入元のホライズンファームズによると、8月末にはまずオンラインで、年末までには都内の店舗でも販売される予定だそうです。

ピュアには保存料、乳化剤、安定剤、着色料、香料など添加物が一切使われていません。サザンアルプス山脈のふもとという地の利を生かし、数千年前の氷河の融解水で潤った土地の草を食べる乳牛のミルクを主原料としています。また、使われているフルーツはすべてニュージーランド産というこだわりがあります。

さらにミルクの殺菌からパッケージ詰めまで、全製造工程を手作業で行っています。丁寧に手作りされたアイスクリームの容器やパッケージはリサイクル可能。環境への気遣いも忘れていません。

約20あるフレーバーのうち、日本デビューを飾るのは、バニラビーン、ソルテッド・キャラメル、ローステッド・ホワイト&ダークチョコレート、ボイズンベリー・ジェラート、ベリー・フュージョン・ソルベの5種類。これらはニュージーランド国内で人気が高いフレーバーです。

日本の人々にも手作りアイスクリームを味わってほしいと、生産にあたってはスタッフを増やし、2シフト制を組むことになっているそうです。