「小学生の頃は夏休みも学童保育に行ってくれていましたが、中学生になってからは自宅で過ごしています。昼食用に毎日作り置きをして出かけますが、『あまりお腹がすいてなかったから』とほぼ毎日残されていました。でも、おやつ用にストックしているお菓子の減りが異様に早いので、食事そっちのけでお菓子ばかり食べているようです。毎日注意しても、日中は子供しかいないので現場を押さえることはできません。まだ自己管理は難しい年頃なのかもしれませんが、もうちっちゃい子じゃないんだから!というイライラが抑えられませんでした」(40代/中1・小5のママ)
「高校生にもなると、そのときの気分で昼食を決めたいと言い出して、作り置きを拒否されます。冷蔵庫には野菜や肉などの食材もストックしていますが、子供が自分で作るにはやっぱりハードルが高く、昼食は冷凍食品やレトルト食品ばかり。カレーライスにラーメン、うどんにパスタと、毎日炭水化物のオンパレードでした。気休めに野菜ジュースを飲ませていましたが…そろそろ料理も覚えてほしいです」(40代/高1のママ)
親という食事を管理する人が不在の間、子供たちは実に奔放な食生活を送っていた模様。健康面での不安をよそに、本人たちとしては満足度の高い食生活が送れていたのかもしれません。
楽じゃない! 子供の長期休み
よく、家事や子育てには名のないタスクがたくさん存在すると言われます。夏休みなどの長期休みは「子供が暴飲暴食に走らないように管理する」という名のないタスクも発生する期間。そして物言う子供相手のこのタスク、難易度はかなり高めなのです。
何を食べようと元気に育ってくれているのなら、細かいことには目をつぶる大らかさも時には必要なのかもしれません。まだまだ先の長い子育て、息切れしないよう親も自分をメンテしておきたいですね。
金谷 ひつじ