いよいよ実食ッ!

それでは食べてみましょう。まずはセブンイレブン版から。

セブンイレブン『ストロベリー&ラズベリーソース仕立て マリトッツォ』

それなりの高さがあるので、食べるときに「アーン」とお口を大きく開けることになります。かぶりつくと、口の中に広がるクリーム、ベリー、そしてマーガリンっぽい風味。パンがコッペパンっぽい食べ口なこともあって、スイーツ風味のハンバーガーを食べているような気持ちになります。

続いてはファミリーマート版。

ファミリーマートの『クリームシフォン マリトッツォ風』

ふわふわとした生地はオレンジの風味がほんのりとして嬉しくなりますね。シフォンケーキが脳内でイメージしづらい場合は、「フィナンシェ」に変換してもらってもいいかもしれません。マリトッツォ感は薄めかもしれませんが、これはこれで普通に甘くて美味しいシフォンケーキ…。

まとめ

ここからは、筆者の独断と偏見で、どちらの商品がどんな人に向いているのかをまとめていきます。

セブンイレブン

・「マリトッツォを食べてみたい」と考えるマリトッツォ初心者
・カロリーは低いほうがいい人

ファミリーマート

・「マリトッツォにはこだわらない」スイーツ好きな人
・値段は安いほうがいいという人

筆者はどっちを選ぶ?

「流行しているし、マリトッツォを味わってみたい」と考えているのであれば、セブンイレブン版を楽しむと良いですね。一方のファミリーマート版は、マリトッツォを期待して食べるとイメージと違う…と思うかもしれません。とはいえこれはこれで美味しいので、マリトッツォとは思わずに食べるのが吉と思いました。

同じ「マリトッツォ」というテーマに対して、日本を代表する大手コンビニチェーンが出した答え。あなたはどちらを味わってみたいですか?そして、ファミリーマート版の直球マリトッツォは登場するのか?素数を数えて心を落ち着かせながら待ちたいと思います。

最近のファミリーマート

2020年11月12日をもって上場廃止となったファミリーマート。4月15日に公開された2021年2月期連結決算は営業収益4733億円で前年同期比8.5%の減。一方で事業利益は712億円で10.4%の増。親会社の所有者に帰属する当期損失は164億7700万円となり、営業利益は増益となったものの、当期純損失という結果になっていました。

参考資料

ファミリーマート「2021年2月期 業績概況」

増田 雄三