老後格差を埋めるためには

老後の様々な問題に対応するためには、まとまった介護状態になった時などに備え、大きな資金が必要なことがわかりました。では、どのようにして資産準備を行えばよいのでしょうか。

ここで検討する余地があるのが、「お金に働いてもらう」資産運用です。

たとえば、月2万円を30年間、積み立てるとどうなるでしょうか。具体的に、金融庁の「資産運用シミュレーション」で試算してみましょう。

毎月2万円を30年間積立した場合

  • 年率利回り0%の場合:720万円
  • 年率利回り3%の場合:1165万4738円
  • 年率利回り6%の場合:2009万301円

毎月のコツコツが、必要な時に大きな資産として成長して帰ってくる可能性があるのです。

銀行の積立貯金の金利は0.001%と低く、大きなリターンは期待しづらいでしょう。長期運用ができ、複利効果が期待できる投資を検討してみるといいかもしれません。一例として投資信託や保険商品などが挙げられます。

これらの商品に関しては、種類が多いので、運用の成果をうまく出している商品を選ぶ必要があります。運用を検討する場合はFPやIFAなどに相談して、アドバイスを受けてから始めることをおすすめします。