「タピオカブーム」火種に来客数が増加

かつては、『業務スーパー』=プロ専用の店、というイメージがありました。そのイメージを払拭した切っ掛けはタピオカブームです。タピオカブームの際に自宅でできるタピオカティーがメディアで紹介されることも多くなり、その際にタピオカそのものを購入できる店として『業務スーパー』が紹介されました。

『業務スーパー』で販売されていた冷凍タピオカはタピオカブームの中で売り切れ店が続出し、同社成長の起爆剤となります。

同時に『業務スーパー』自体のメディア露出の結果、『業務スーパー』=プロ専用の店、というイメージの払拭がなされました。また『業務スーパー』で販売されるユニークな食材の紹介も数多くされることで、個人客が『業務スーパー』を訪れる契機となります。筆者もタピオカブームを機に近所にある『業務スーパー』を度々訪れるようになりました。

2020年のコロナ禍とともにタピオカブームは去りますが、緊急事態宣言で外出が制限される中、巣ごもり消費を背景に『業務スーパー』の業績は更に拡大します。タピオカブームを機に『業務スーパー』の知名度が大幅に上がった結果、コストパフォーマンスに優れる『業務スーパー』は人気化し、更に業績を伸ばすことに成功しています。

『業務スーパー』はタピオカブーム、そしてその後のコロナ禍での巣ごもり消費の2つの潮流を乗り継ぐことに成功して成長を続けています。