65歳を迎える前に「年金請求書が届いたら」

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年金の受給が65歳から始まることは、ほとんどの方がご存じでしょう。

「ねんきん定期便」などでだいたいの年金額を把握しているという方はいらっしゃるかと思いますが、年金を受け取る流れを理解している方は少ないかもしれません。

私は以前、生命保険会社でマネーセミナーの講師やマネープランニングのアドバイザーをしており、約1000人以上のお客様のお金のご相談を受けてきました。

相談では、老後の年金額に不安を覚える方は多くいらっしゃいましたが、どんな流れで年金を受け取れるか知りたいという方はほとんどいらっしゃいませんでした。

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そこで今回は、65歳の年金受給開始の前に、実際にどのような流れで年金が支給されるかを確認していきたいと思います。

年金制度の基本をおさらいしよう

まずは、年金の基本的な仕組みについて確認していきましょう。

年金制度は、2階建てと言われ、以下のような構造になっています。

  • 1階部分「国民年金」…日本に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務
  • 2階部分「厚生年金」…公務員や会社員などが上乗せで加入

支給開始年齢はどちらも原則65歳となっており、受給資格を満たしている場合に受け取れる年金は以下のとおりです。

  • 国民年金のみに加入…「老齢基礎年金」
  • 厚生年金に加入…「老齢基礎年金」+「老齢厚生年金」

日本年金機構によると、2021年度の老齢基礎年金の支給額は月額6万5075円となっています。

さらに、老齢基礎年金に上乗せされる老齢厚生年金の支給額は、現役時代に厚生年金に加入していた期間や収入によって個人差が出るという仕組みです。

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執筆者
森重 由里子

学習院女子大学卒。卒業後は地方局のアナウンサーとして活躍。結婚、子育てを経て、未経験ながらも金融業界に転職。前職のオリックス生命保険では優秀な成績を収め、数々の賞を受賞。マネージャーに昇格後は部下の育成にも携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。