会社員の退職金は2000万円に届かず?

ここまで、地方公務員と国家公務員の退職金について解説してきました。

では、民間企業の退職金はいくらでしょうか。

厚生労働省が2018年10月に公表した「平成30年(2018年)就労条件総合調査 結果の概況の「退職給付(一時金・年金)の支給実態」をもとにみていきます。

調査によると、民間企業の退職金は、大学・大学院卒で、定年の場合は退職者1人あたり平均1983万円、高卒・定年で定年の場合は平均1618万円という結果になりました。2000万円以上のケースが多かった公務員は、民間企業よりも条件がいいのかもしれません。

また、厚生労働省が平成2018年10月に公表した「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」によると、退職金制度がそもそもない企業は約2割となっています。「会社には退職金制度が絶対にある」というわけではないことは知っておきましょう。