家計簿アプリの活用は「バランスシート」目線で。将来の収入を生み出す「資産」作りに効果的

~共働き世帯の資産形成術~

chaponta/Shutterstock.com

copy URL

最近は資産形成する人が増えています。その点では「10年前とは大きく変わった」と感じています。

その背景には、2014のNISA(少額投資非課税制度)導入、2017年のiDeCo(個人型確定拠出年金)の拡充、2018年のつみたてNISAの導入といった一連の資産形成に向けた制度の整備が挙げられます。

この流れの中で、2019年には「老後2000万円問題」が持ち上がり、老後の資産形成に関する知識を得るチャンスがありました。

続きを読む

加えて、2020年はコロナ禍による収入減など、お金のことを考え、向き合う時間が増え、お金の大切さを実感したこともあるでしょう。

つまり、「制度があり、知識がつき、実感を得た」という一連のプロセスが期せずして繋がったことが、若い人たちの資産形成の流れを作りだしているのではないでしょうか。

皆さんのなかにも資産形成を始めたという方がいらっしゃるはずです。そこで今回は資産形成を始めた共働き世帯を対象に「資産形成とこの先どうやって向き合っていったらいいか」を整理していきたいと思います。

お金をとりまく理想と現実、その解決策

まずは資産形成のための家計管理について考えてみたいと思います。皆さんの家庭では家計管理は上手くいっていますか。

昔から家計管理には家計簿をつけることが大切だといわれてきました。私も30代の頃には妻に家計簿をつけるべきだといいましたし、40代で米国勤務をしているときは私が家計簿をつけていました。

ただ、家計簿をつけるのは面倒なものです。放っておくとレシートがたまってしまいますし、毎月数字がきれいに合わないのでイライラします。これって本当に効果があるでしょうか?

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者
野尻 哲史

合同会社フィンウェル研究所代表。国内外証券会社、大手外資系運用会社を経て、2019年5月に現職。資産の取り崩し、地方都市移住、雇用継続などの退職後の生活に関する提言を行っている。行動経済学会、日本FP学会などの会員などの他、2018年9月から金融審議会市場ワーキング・グループ委員。著書に『IFAとは何者か』(一般社団法人金融財政事情研究会)『老後の資産形成をゼッタイ始める!と思える本』(扶桑社)『定年後のお金』(講談社+α新書)『脱老後難民 「英国流」資産形成アイデアに学ぶ』(日本経済新聞出版社)など多数。