専業主婦（夫）やフリーランスの「国民年金」は平均いくら？

では、フリーランスや専業主婦（夫）の方は、年金をいくら受け取れるのでしょうか？

厚生労働省の「令和元年(2019年)度厚生年金保険・国民年金事業の概況（令和2年12月）」によると、国民年金の金額と、もらっている人数は下記のとおりです。

国民年金：男性

  • ～1万円未満…1万2693人
  • 1万円～2万円未満…6万803人
  • 2万円～3万円未満…22万1983人
  • 3万円～4万円未満…70万6206人
  • 4万円～5万円未満…134万5582人
  • 5万円～6万円未満…312万4529人
  • 6万円～7万円未満…849万4551人
  • 7万円以上…38万1323人

国民年金：女性

  • ～1万円未満…：6万6247人
  • 1万円～2万円未満…24万4695人
  • 2万円～3万円未満…74万63人
  • 3万円～4万円未満…226万4161人
  • 4万円～5万円未満…336万406人
  • 5万円～6万円未満…454万1337人
  • 6万円～7万円未満…598万7227人
  • 7万円以上…144万306人

国民年金の平均は全体で月5万5946円。内訳をみると、男性が5万8866円、女性が5万3699円となっています。

厚生年金と比較して、国民年金の受給額には男女差がそこまでありません。ただ、会社員や公務員より、もらえる金額が少ないですね。厚生年金と国民年金の平均受給額は、月約10万円という差があります。

りそな年金研究所の企業年金ノートによると、夫婦で住む高齢者の生活費（住居・食料・水道光熱費の合計）が約10万円。10万円の受給額の差が、いかに大きいかがわかります。

年金だけで老後の生活が不安な方は、自らの力で老後資金を準備していく必要があるかもしれません。