国民年金・厚生年金「みんなの平均年金月額」
ここからは、厚生労働省年金局「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、いまどきのシニア世代がどのくらい年金を受け取っているかを見ていきます。
まずは全体の平均額から。
国民年金「平均年金月額」
- 男性:5万8866円・女性:5万3699円
- 全体平均:5万5946円
厚生年金保険(第1号)「平均年金月額」
- 男性:16万4770円・女性:10万3159円
- 全体平均:14万4268円
国民年金・厚生年金「年齢別」どのくらいもらってる?
次に、年齢層ごとの年金受給額の平均もみてみましょう。カッコ内は受給権者数です。
国民年金
- 60歳~64歳:4万2023円(23万214人)
- 65歳~69歳:5万7108円(733万6368人)
- 70歳~74歳:5万6697円(837万559人)
- 75歳~79歳:5万5922円(676万8205人)
- 80歳~84歳:5万6572円(506万6660人)
- 85歳~89歳:5万5175円(344万74人)
- 90歳以上:4万9232円(178万32人)
厚生年金保険(第1号)
- 60歳~64歳:7万6681円(140万409人)
- 65歳~69歳:14万2972円(374万98人)
- 70歳~74歳:14万6421円(389万2271人)
- 75歳~79歳:15万1963円(303万1605人)
- 80歳~84歳:16万575円(207万3096人)
- 85歳~89歳:16万3489円(120万7324人)
- 90歳以上:16万1044円(64万2156人)
※厚生年金保険(第1号)の年金月額には、基礎年金部分が含まれます
こちらの「年金月額」はあくまでもその年齢層のなかでの平均値です。また、年金額は毎年見直しされますので、私たち現役世代が将来どのくらいの年金を受け取れるかは分かりません。
とはいえ、今現在年金生活を送るみなさんがどの程度の金額をもらっているかを知ることは、老後を見据えた「お金の計画」を立てる上で、参考になりそうですね。
また、実際に受け取る年金額は、年金加入状況によって人それぞれとなります。とりわけ厚生年金の場合は現役時代の収入が受給額に反映されますので、個人差が出やすい、という点も心得ておきましょう。