年金は「自分で準備する」時代に
ここまで、国民年金受給額を増やす方法をご紹介してきましたが、まだまだ心もとないと感じる人も多いのではないでしょうか。
公的な年金だけに頼らず、「自分で準備」できれば、安心してセカンドライフを迎えることができるかもしれませんね。
ただ、銀行などの預貯金だけでは、どれだけ時間があっても、効率よく増やしていくことは難しいといえそうです。
そこで皆さんに検討いただきたいことは、お金にも働いてもらう=資産運用を活用してみることです。
貯蓄とは異なり、資産運用には元本保証はありません。そのため、集中的に投資をするのではなく、リスクを分散しながら積立を長期間で行えるかどうかがカギを握ります。
つまり、時間を味方にできれば、資産運用の結果も期待できる可能性が高まるといえるかもしれませんね。
「老後にやりたいこと」を、かなえるために
IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)と呼ばれる、業務提携する金融機関とは独立し、お客様に対して中立の立場から資産運用のアドバイスをするサービスも増えてきています。
ねんきん定期便などを確認し、少しでも不安を感じた人は、早めのご相談をおすすめします。
そうすることで、悠々自適なセカンドライフの夢も近づいてくることでしょう。
この機会に、資産運用のはじめの一歩を踏み出してみませんか。
参考資料
- 日本年金機構「『ねんきんネット』に登録するには?」
- 厚生労働省年金局「令和元年度 厚生年金・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「付加保険料の納付のご案内」
- 国民年金基金「国民年金基金制度とは」
- 国民年金基金「加入によるメリット」
- iDeCo公式サイト「iDeCoってなに?」
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」
- 日本年金機構「老齢基礎年金の繰下げ受給」
- 日本年金機構「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法」
- 佐藤雄基(LIMO)「国民年金『少なめ受給額』を増やす4つのテクニック」
吉田 奈都子