それでは、年金だけで足りない分はどうすればよいのか?老後も働き続けなければいけないのか?と、不安に感じられる方もいるかもしれませんね。

解決方法はいくつかあります。もし、国民年金だけを受給される予定の方であれば、①付加保険料を納付する、②国民年金基金への加入、③受給時期を繰り下げる、など将来の年金額を増やす方法があります。

また、民間の保険会社が取り扱う個人年金に加入するのも手段のひとつになるでしょう。

さらに視野を広げて「資産運用」を取り入れるのであれば、「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」などの税制優遇制度を利用して、資産自体を増やしていくことも考えてみると良いのではないでしょうか。

おわりにかえて

「老後のお金対策」は、スタートが早ければ早いほど、選択肢の幅も広がります。

とはいえ、準備を始めるのに遅すぎる年齢があるというわけではありません。大切なことは、ご自身の収入やライフプランを見直し、自分に合った方法を見つけて着実に実行していくことです。

「お金のことは難しいし、誰に相談していいのか分からない」という方は、セミナーや相談会など、お金の専門家に無料で相談できる機会を活用してみましょう。

この記事が、ご自身の老後の設計図を、お金の専門家と一緒に考えてみるきっかけになれば幸いです。

参考資料

岡崎 泰輔