70歳以降、お金を「増やしながら」使うコツ

ライフスタイルは人それぞれですので、「老後資金はいくら必要」と一概に言い切ることはできないでしょう。

2019年に注目された「老後2000万円問題」をきっかけに、2000万円を目安に準備される方は多いかもしれませんね。

この「2000万円」に含まれない、介護費用などを考慮して、4000万円、5000万円といった金額を視野に入れていらっしゃるご家庭も中にはいらっしゃるはずです。

貯蓄目標額、そして実際に必要となる費用には個人差がありますが、いずれにせよ一朝一夕で準備できる金額ではない、といえるでしょう。

「老後は悠々自適に過ごしたい」「健康面での不安が増えた時期に、お金で困ることは避けたい」

その願いに少しでも近づくために、今からできることを考えます。

お金に「働いてもらう」発想

老後資金というまとまった額を準備する場合、多くのみなさんが実践されているのはまず、まず「預貯金」を増やす努力でしょう。

しかし、低金利が続くこんにち、銀行などの預貯金として資産を持っているだけでは、残念ながら資産を増やすことにはつながりにくいといえます。

そこでぜひ視野に入れていただきたいのが、お金に働いてもらう「資産運用」です。

お持ちの金融資産の余剰部分を、バランスよく資産運用に回すことで、貯蓄を「増やしながら、使っていく」ことにつながります。資産運用にはリスクがつきものですが、その分散方法についてはお金のプロなどのアドバイスを受けながら対策されるとよいでしょう。