しかし、他人の評価は判断材料になる反面、口コミを優先するあまり入会後に予想もしていなかった事態に直面することもあるようです。

口コミだけで入会を決めたママの後悔

たとえば、ネイティブの先生が運営しているアットホームなタイプの英会話教室では、ハロウィンやクリスマス、イースターといった季節行事を積極的に行っています。

コロナ禍で昨年や今年は思うように開催できていませんが、こうしたイベントを通じて、日本にいながら英語圏の文化を体験できるというわけです。しかし、教室によっては月謝込みではなく、行事ごとに費用が発生する場合もあります。

「複数のママ友から聞いて本格的で良いなと思った英会話に通わせているけど、思わぬ出費が続く」と口コミだけで入会して後悔したママがいる一方で、英語圏の文化よりも「英会話や英語に慣れるため」と、全国展開していて金額設定が明確な英会話教室を選んだドライなママさんもいました。

このように、周囲がみんな習っているからと、焦ってママ友の口コミだけで選んでしまうと思わぬ失敗を招くこともあります。入会の判断をする前には、無料やお試し価格の体験レッスンを活用して子どもとの相性を見ることに加え、月謝以外にかかるお金をしっかり確認することを忘れてはいけません。

長く継続して習い事を続けていくには、「どのくらい教育費をかけられるか」「子どもにはどういった経験を積んでほしいか」を冷静に考えた上で始めることが大切です。

憧れだけで通わせるのも考えもの

口コミで判断することも危険ですが、他の子への憧れで習い事先を選択するのも考えものです。

子ども自身が「自分もあの子のようになりたい」と訴えてくるならまだしも、親が前のめりになって「うちの子もああいう子にに育ってほしい」とばかりに、同じ習い事や塾に通わせるのも失敗につながりやすいものです。