内閣官房は2021年6月30日、令和3年6月期の夏のボーナス(期末・勤勉手当)を国家公務員に支給したことを公表しました。金額は一人あたり約66万円となり、昨年から2万円近く減少しています。

そこで今回は国家公務員のお金事情を解説。夏のボーナスや退職金について見ていきましょう。

【国家公務員】夏のボーナスは2.8%の減少

内閣官房によると、国家公務員の夏のボーナスは約66万1000円となりました。

計算式は下記の通りです。

2.195月(支給月数)×約30万1200円(平均給与額)=約66万1000円

昨年同期の期末・勤勉手当額は約68万100円で、今年は約1万9000円(約2.8%)の減少となりました。

内閣官房は減少の要因について、下記のように説明しています。

  • 昨年の人事院勧告に基づく給与法の改正により、支給月数が2.22月から2.195月に引き下げられたこと
  • 職員の平均年齢が35.0歳から34.6歳に低下したことなどにより、平均給与額が減少したこと

コロナ禍で打撃を受ける企業も多い中、ボーナスが2か月分支給されるのはやはり公務員の「羨ましい」点と言えるかもしれませんね。

では、退職金についても見ていきましょう。