金融庁は2021年6月15日、「NISA・ジュニアNISA利用状況調査(令和2年12月末時点)」の確報値を公表しました。つみたてNISAの口座数は302万2422口座となり、前年より約1.6倍の増加と大きな伸びを見せています。

今回はこの調査の内容について詳しく見ていきます。

全体で10%超 つみたてNISAは約60%の伸び率

同調査は、2020年12月末時点の NISA(一般・つみたて)の口座数及び買付額等を調べました。

それによると、NISA(一般・つみたてNISAの合計)の口座数は下記の通りです。

NISA(一般・つみたて)口座数 ※()内は前年調査からの伸び率

  • 一般…1220万9886口座(3.9%)
  • つみたてNISA…302万2422口座(59.9%)

合計…1523万2308口座(11.7%)

全体で、前年より10%超の伸び率となりました。つみたてNISAの口座数が前年より60%近く伸びていることが影響しています。

老後2000万円問題を皮切りに、資産形成をはじめる層が増えているのかもしれません。

そこで、口座数の伸びの要因を調べるべく、年代ごとに口座数の伸びをチェックしていきます。