ふるさと納税の計算は?

実際の控除額は下記のようになります。例えば、所得税率20%の方が5万円寄附したときをみてみましょう。

5万円-2000円=4万8000円

この4万8000円が所得税、住民税から控除されることになります。計算は下記のとおりです。※復興特別所得税は考慮していません。

4万8000円×20%(所得税率)=9600円・・・所得税からの控除額

4万8000円ー9600円=3万8400円・・・住民税から控除額

ふるさと納税の流れ

ふるさと納税は、通常の確定申告を行うか「ふるさと納税ワンストップ特例制度」で申告をしなければ、メリットを十分に活かすことはできません。この2種類のいずれかを選んで必ず申告するようにしましょう。

確定申告の流れ

1.自治体を選んで寄附
2.寄附金受領証明書を受け取る
3.確定申告
4.所得税(ふるさと納税を行った年)・住民税(翌年度)の控除を受ける

ワンストップ特例制度とは?

下記の条件を満たせば、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」により、確定申告なしで控除を受けられます。

  • 確定申告の必要がない会社員
  • 年間の寄附先が5自治体以内

ワンストップ特例制度の流れ

1.自治体を選んで寄附
2.申請書を提出
3.翌年度に住民税の控除を受ける(所得税からの控除は行われず)

確定申告をするときは、所得・住民税の両方から控除を受けますが、ふるさと納税ワンストップ特例制度の場合は、全額住民税からの控除となります。ちなみに控除額は同じですのでご安心ください。

では、ふるさと納税の上限はいくらなのでしょうか。