60代老後資金対策の必須項目。見落としがちな「預金はリスク」

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老後資金問題への対策として、定年後もなるべく長く働いて稼ぐこと、年金受取開始時期を遅らせること、生活を見直すこと、などが重要だと筆者(塚崎公義)は考えています。

定年後も元気な間は働く

自営業者は定年がありませんから、元気な間は現役として働き続けることができるでしょうし、そうする人が多いでしょう。

サラリーマンの多くは60歳で定年になるでしょうが、定年後も元気な間は働きましょう。働き方としては定年後再雇用や転職や起業等があります。いずれも一長一短でしょうが、収入面のみならず、社会との接点を保つこともできますから、働けるならぜひ働きましょう。

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定年後再雇用は知らない世界に飛び込む必要がない一方で、昔の上司にお仕えするなど、お互いにやりにくいことも多いでしょう。延長期間もそれほど長くないかもしれません。

転職は、今までの経験が活かせるならば職場で再び輝けるのでしょうが、新しい職場に馴染めるか、不安でしょう。起業は宮仕えの苦しさがない一方で、失敗のリスクも小さくなさそうです。大切な退職金を失ってしまわないように、少ない資金で始められる仕事を選びましょう。

転職や起業の今ひとつの懸念は、退職直前に探しても簡単には見つからないかもしれない、ということです。それならば、出世競争が一段落して先が見えた段階で退職後の仕事について真剣に考え始めましょう。

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執筆者
塚崎 公義

1981年 東京大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。おもに経済調査関連業務に従事した後、2005年に退職し、久留米大学へ。現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と関係なく個人として行なっているため、現職は経済評論家と表記したものである。【近著】なんだ、そうなのか! 経済入門』『老後破産しないためのお金の教科書』『経済暴論: 誰も言わなかった「社会とマネー」の奇怪な正体』『一番わかりやすい日本経済入門』『日本経済が黄金期に入ったこれだけの理由【雑誌寄稿等】Facebook、NewsPicks、アメブロ等にて適宜ご紹介