生活にかかる費用を見直す
定年退職したら、生活を見直しましょう。ケチケチするのではなく、大きな支出項目について本当に必要か否か検討してみるのです。
家計簿などなくても、銀行の通帳とクレジットカードの利用明細があれば、大きな支出項目は見当がつくでしょうから、それほど手間はかからないはずです。
まず第一は生命保険です。退職金を受け取った人に万が一のことがあっても、遺族は悲しむことはあっても路頭に迷うことはないでしょう。子供も自分で稼げる年齢でしょう。それなら、生命保険は不要ですね。
すでに払い込んだ分まで解約するか否かはともかく、今後の保険料の払い込みはやめましょう(払い済みにする、と言います)。
通勤に使っていた自動車があれば、それは処分する方向で検討しましょう。自動車は維持費や買い替え費用等々が高いので、可能ならば公共交通機関を使うようにしましょう。タクシー代を相当ぜいたくに使っても、お釣りがくると思いますよ。加えて、駅まで歩くことで健康が維持できますから、一石二鳥ですね。
現役時代に読んでいたビジネス雑誌等々についても、今後は読まないのであれば定期購読を解約しましょう。自動継続で代金が自動引き落としになっていると、つい解約を怠って無駄な購読費用を払い続けることになりかねないので、要注意です。