仕事以外でのコミュニケーションがカギ
金融機関で働く役員の50代Bさんは、「アピール上手であることと、仕事以外の場でコミュニケーションが取れていれば仕事がそこまでできなくてもある程度は出世できる。逆にどんなに仕事ができても、その2つが全くできていなければ出世は難しい」と言います。
Bさんの会社にはサークルや同好会があるそうで、そこへの積極参加もポイントになるのだそう。
「同好会やサークルには役員や管理職も多く参加している。仕事では接点がない人とも繋がりが持てる。そこで名前を売っておけば、会議でちょっと名前が挙がっただけで誰だかわかってもらえるし、『アイツ、仕事でもしっかりやっているんだな』と思ってもらえる」とのこと。
”出世するためにはアピールが必要”とは言われますが、Bさんが強調するのは仕事の場以外でのアピールでした。「仕事の場ではライバルが本当に多い。周囲も必死にアピールしようとするから、その中で抜きん出ていなければ評価してもらえない」と続けるBさん。
「でも、仕事以外、特に同好会やサークルの場だと共通の趣味があって話しやすいし、スポーツだと一緒に体を動かしながら世間話でも仕事の話でもなんでもできる。もちろん最低限のマナーは必要だけれど、意外とざっくばらんに話せて仲良くなれる」とのことでした。
「つまり、比較的楽にある程度の効果が見込めるということ。飲み会でも同じことが言える。飲み会やサークル活動がニガテと言う人は仕事でアピールすればいいし、サークルや飲み会が苦にならないなら、仕事の場以外でアピールするのもいいのでは?」と話してくれました。