国民の生活を守るため、ときに命がけで職務を果たしてくれる警察官。

株式会社クラレが2021年4月に公表した「将来就きたい職業」アンケートによると、同社の調査開始以来はじめて、男の子で「警察官」が第一位となりました。

一方、男の子の「親」が就いてほしい職業の1位は「公務員」。

みなさんご存知のとおり、警察官は公務員ですから、親と子の意見が一致するという、なんとも珍しい結果となっています。

そんな親子ともに人気のある警察官ですが、そのお金事情は気になるところですね。そこで今回は、警察官の退職金についてチェックしていきます。

警察官の退職金は2000万円以上!

警察官を大別すると、警察庁に所属する「国家公務員」、都道府県の警察に所属する「地方公務員」の2種類があります。

今回は、地方公務員のうち、常勤の職員の退職金を見ていきます。

総務省が2019年12月に公表した「給与・定員等の調査結果等」より「平成31年地方公務員給与の実態 調査結果の概要」をみると、警察官の平均退職手当額は、2214万9000円(25年以上勤続後で定年退職等の場合)です。

同じ地方公務員でも、一般職員は2120万1000円、教職員で2262万円となっています。