老後が不安ならお金のプロに相談を
70代のお金のリアルについて、ここまで見てきました。
貯蓄がある人とない人の、決して小さくない格差を目の当たりにして、老後が不安になった方もいるでしょう。
先述した通り、多くの人は70代になるころには、すでに定年を迎え、現役のころのように稼ぐことが難しくなります。
貯金を切り崩していく生活は不安がつきまといます。自分があと何年生きるか、貯金額を見比べながら生活するのはやるせないですよね。
だからこそ、今のうちから資産形成に取り組み、老後を豊かに生きる準備をすすめておくことが大切です。
とはいえ、投資の初心者にとって、いきなり資産形成と言われても戸惑うもの。「投資って怖い」「数字ばかりで難しそう」というイメージが根強いのも事実です。
病気のときはお医者さんに相談するように、お金に関する心配ごとができたなら、金融のプロに相談することをおすすめします。あなたの希望にそった、オーダーメイドのマネープランを計画してくれるでしょう。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年(2020年)調査結果」
- 厚生労働省 プレスリリース「生活保護の被保護者調査(令和2年10月分概数)の結果を公表します」令和3年1月6日
- 金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」令和元年6月3日
齊藤 慧