70代以上世帯の「貯蓄切り崩し」状況

さて、同調査では、「金融資産が1年前と比較してどうなったか」を70代・金融資産保有世帯に聞いており、その結果は下記の通りです。

  • 増えた…13.6%
  • 変わらない…48.1%
  • 減った…31.1% 

増えた人は1割程、残り9割程度は変わらない、もしくは減ったとの回答になりました。

増えた人の主な理由は以下の通りです。

  • 定例的な収入から貯蓄する割合を引き上げたから(31.4%)
  • 定例的な収入が増加したから(17.6%) 

一方減った人は、

  • 定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩したから(40.2 %)」
  • 耐久消費財(自動車、家具、家電等)購入費用の支出があったから(35.9 %) 

といった回答が上位に挙がっています。

現役で働いている方は、定年後には今より収入が下がる人が大半です。預貯金を切り崩して生活することを前提に、今のうちから貯金をしていく必要があるでしょう。