コロナ禍の生活では外出を控え、できるだけ人と接することを避ける行動を余儀なくされています。コロナ前と生活スタイルが大きく変化したことで、お金や時間の使い方が変わった人は少なくないでしょう。

そんな「コロナ禍で変わったお金と時間の使い方」について、資産運用コンサルティングなどを行う株式会社Fanが、全国の20代~70代の男女1351人を対象に調査を実施(調査期間:2021年3月9日~22日)。

同調査の「自由に使えるお金が増えた人と減った人のお金の使い道のランキング」から、両者の違いを見てみましょう。

自由に使えるお金が減った人のお金の使い道は?

まず、コロナ禍で自由に使えるお金に変化があったかどうかという質問については、約64%が「変わりない」、約25%が「減った」、10%が「増えた」と回答しています。次に「減った」「増えた」と答えた人それぞれにお金の使い道について聞いたところ、かなり特徴的な違いが見られました。

お金が減った人は「食費」にお金を使った

特に、コロナ禍で自由に使えるお金が「減った人」、「やや減った人」、「変わらなかった人」は、「食生活」に最もお金を使ったと回答。そのほか「趣味(インドア)」や「住環境」などがトップ3に入っています(図表1参照)。

お金が増えた人がお金を使ったのは「投資」

一方、「増えた人」が一番お金を使ったのは「金融投資・保険」。次いで「貯蓄」、そして「自己投資」と続きます。

「やや増えた人」は、「食生活」が二番目に上がっているのの、「貯蓄」や「金融投資・保険」にもお金を回していることがわかります。

図表1:コロナ禍でお金の使い道として多くなったこと

出所:コロナ禍で変わったお金と時間の使い方に関する調査より(株式会社Fan)