最近、「FIRE」という言葉を耳にするようになりました※。FIREとは経済的に自立し、早期退職して生活していくことを目指す生き方で、アメリカで数年前から流行している言葉です。
FIREでは週に何日か、自分の好きなように働くという方法もあるようですが、そうした生活の大前提となるのは資産。ある程度の資産を貯めて、その資産を運用することで得られる利益で生活を支えていくというのが基本の考え方です。今回はFIREを目指し、20代で1,000万円の資産づくりに成功した女性に「上手に増やす投資」の秘訣を教えてもらいました。
※Financial Independence, Retire Earlyの略
とにかく「損切り」ルールを決める
20代のAさんは大学生の頃から資産運用や金融商品に興味があり、貯金と投資で資産づくりをしてきました。そんな彼女は彼女なりの「鉄板ルール」を決めているのだと言います。
「資産運用、とりわけ株や投資信託などのリスク商品を購入するときに注意しなければならないのは損切りルール。いくらまで下がったら、損が出てもいいから売ろうというラインを決めておくことが大事」と言います。Aさんは主に国内の株式、投資信託、そして米国株式を運用しているそうですが、ここ1~2年は仮想通貨も時々チェックしているのだとか。