「確かに、最近の子供の名前の傾向とは真逆を行っているな、とは思いますよ。でも、誰にでも読める、由来がわかりやすい名前の方が絶対いいと思うんです」とご主人。現に、年配の方からは「最近は漢字を見ても読めない名前が多いけれど、この子の名前はわかりやすくていいねぇ」と好評なんだとか。
奥様はこう語ります。
「だいたい、親が一生懸命我が子に付けた名前に、外野が『キラキラネーム』だの『しわしわネーム』だの、文句をつけるなんて、大きなお世話だと思いますよ。どの名前だって、親から子供へのプレゼント。周りがとやかく言う問題じゃないんです。しわしわネーム上等ですよ。この子たちには、この名前以外考えられませんから」
おわりに
キラキラネームにしろ、しわしわネームにしろ、親が子供の幸せを考えて付けた名前には違いありません。また、名付けに正解はない、というのも事実。
ただし、その名前を背負って生きていくのは、他でもない名前を付けられた子供たち。思い入れが強すぎるばかりに、親の独りよがりになっていないか…冷静になって考えることも必要なのではないか、と筆者は思います。
大中 千景