インターネットバンキングを選ぶときのポイントは?

インターネットバンキングサービスを利用している人のうち、「都市銀行」のサービス利用者が58.8%と最も多く、次いで「インターネット銀行※」(48.8%)、「ゆうちょ銀行」(27.7%)となっています(複数回答)。

※原則的に店舗を設置せず、主にインターネット等を介して銀行業務サービスを提供する銀行

都市銀行での利用率が高いのは、すでに保有している口座でインターネットバンキングを始めるのが簡単だからでしょう。一方で、まだまだ歴史の浅いインターネット銀行(以下、ネット銀行)がゆうちょ銀行より利用率が高いのは、時代のニーズとマッチしていることの反映かもしれません。

ネット銀行を選ぶときに最も重視するのは?

インターネットバンキングができる銀行の中でも、ネット銀行を利用する際に重視したことを聞いたところ、図表1のような結果になりました。

図表1:ネット銀行を選ぶ際に最も重視したこと

出所:シルミル研究所「インターネットバンキングについての調査」

第1位「預金金利がよい」(21.6%)

筆者もネット銀行の楽天銀行を利用していますが、楽天証券との口座連携サービス(マネーブリッジ)を設定していると普通預金金利が年0.1%に※。これは、大手都市銀行の普通預金金利である年0.001%のなんと100倍です。

また、口座連携サービスを利用していなくても、普通預金金利が年0.02%ですから、都市銀行の定期預金金利0.002%と比べても金利の良さが一目瞭然。預金金利の良さでネット銀行が選ばれるのは納得できます。

※変動金利、2021年2月1日時点