国民年金・厚生年金「受取額を4割増やせる」方法

Watchara Ritjan/shutterstock.com

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「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を見て、将来もらえる年金額に不安を覚えた…とおっしゃる方は少なくないかと思います。

預貯金などの貯蓄や個人年金保険などによって、コツコツと老後に備えているご家庭もいらっしゃるでしょう。

そんな場合、年金の受給額そのものを増やす工夫についても、ぜひ早めに知っておきたいですね。

今回は、老後に受け取る年金額を「最大で42%まで(※)」増額することができる「繰下げ受給」の制度について見ていきたいと思います。

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※2021年4月現在

ねんきん制度のおさらい

まず日本の年金制度は、以下のような「2階建て」の構成になっています。

1階部分「国民年金」・・・日本に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務

2階部分「厚生年金」・・・公務員や会社員などが「国民年金」に上乗せして加入

 

国民年金のみに加入していた人(自営業、フリーランス、専業主婦(夫)など)は「老齢基礎年金」(1階部分のみ)を受給することになります。

また、厚生年金に加入していた人(サラリーマン・公務員など)は「老齢基礎年金」(1階部分)+「老齢厚生年金」(2階部分)を受給します。

国民年金・厚生年金いずれの加入者も、受給資格を満たす場合「原則」65歳から老齢年金を受け取ることができます。

「原則」65歳から、ということはそれ以外の年齢で受け取り始めるパターンもあるわけですね。

その一つが「繰下げ受給」です。

「繰下げ受給」とは…

老齢年金の「繰下げ受給」とは、年金をもらい始める時期を遅らせるぶん、年金受給額が増える制度です。

2021年4月現在、繰下げ年齢の上限は70歳。仮にこの70歳で受給をスタートする場合の増額率は42%です。

さらに2022年4月からは、繰下げ年齢の上限が75歳まで引き上げられ、最大で84%まで受給額を増やすことができるようになります。

年金受給までの生活費をどうするか、という問題はさておいて…。

増額率だけを見るとかなりお得感が高いと感じられる、この「繰下げ受給」。次でさらに詳しく見ていきましょう。

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執筆者

 早稲田大学第一文学部卒。学参系編集プロダクションなどで校正・校閲・執筆を学ぶ。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務において15年以上の経験を持つ。現在はLIMO編集部において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集に携わる。紙媒体での経験を生かし「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。