いまどき退職金比較「大企業」VS「中小企業」
ここまでのデータで、大企業と中小企業の退職金相場にはだいぶ格差があることが分かりました。
定年で比較しても、1000万円以上の差があることがわかります。
大企業は25年くらいで1000万円を超えてきますが、中小企業で勤続25年だと、自己都合、会社都合ともに500万円台です。おおよそ倍違いますね。
大企業と中小企業を比較すると、退職金の相場にはかなりの格差があることが分かりました。
さいごに
かつてはごく一般的であった終身雇用のシステムが崩れつつある今。
「新卒で入った会社で定年まで勤めあげる」といった働き方が「主流」ではなくなる日は近いかもしれません。
「勤続年数」に大きく左右されるこれまでの退職金制度は、はたらく側・企業側双方にとって今後さらに存在感が低くなることが十分考えられます。
実際に退職金制度を見直し、その代わりに企業型確定拠出年金を導入する企業も最近増えています。(企業型確定拠出年金とは企業が掛け金を拠出し、加入者である従業員がその資金を自ら運用して運用成果を受け取る年金制度です。)
老後のマネープランを立てていくうえで、お勤め先の退職金制度について早めに把握しておくことはとても大切です。
いずれにせよ、私たち働く世代は退職金に頼らずに自力で老後資金を準備しておくほうが賢明といえるでしょう。
ゆとりあるセカンドライフを見据えたお金の準備は、できるだけ早めのスタートがおすすめ。
資産運用は、運用期間が長ければ長いほどリスクが軽減し、リターンが安定する傾向があります。複利の力を借りて雪だるま式にお金を育てていくことに繋がるのです。
「上手なお金の増やし方を知りたい」「住宅ローンの返済や教育費の捻出で手一杯。老後のお金のことまで手が回らない…」
働き盛りのみなさんの中には、お金にまつわるお悩みごとをお持ちの方も多いでしょう。
そんなときには、資産運用のプロフェッショナルに相談してみる方法もあります。解決への糸口がつかめるかもしれません。