2つの「ねんきん格差」

さて、厚生年金と国民年金の平均年金月額を比較すると、厚生年金のほうが8万8322円多くなっています。
また、男性だけで比較すると約10万5904円も違いますね。
ここで、

  • 「厚生年金と国民年金の差」
  • 「厚生年金をうけとる人の中での差」

という2つの「年金格差」があることが分かります。

とりわけ国民年金のみを受給される場合は、国民年金基金に加入して上乗せ年金を作っておくなど、年金を増やす工夫を視野に入れるとよいかもしれませんね。

厚生年金に加入されている場合は、国民年金と比較すると受給額は手厚くなりそうですが、現役時代の収入には及ばない額である、という点をしっかり頭に入れておきたいところです。

いずれにせよ、現役時代から老後資金の準備をコツコツと進めていかれることをおすすめします。
個人年金保険、iDeCo、つみたてNISAなどの活用を検討していくとよいかもしれません。