最後に押さえるべきポイント「リスク管理」
ここまで、お金を増やす際のポイントをお話しさせていただきました。ここで最後におさえておきたい大切な点があります。
それが「リスク管理」です。
先述の「複利・積立・長期」、この3つのポイントを押さえてお金を増やす際に、大前提となる条件があります。
それは、あくまで本人が長期に渡って健康であり、投資を継続していることが前提条件である、ということ。
つまり、本人に途中で万が一のことがあって投資を継続することができない事情が発生すると、この投資手法の効果は著しく薄れ、老後資金を貯めることが難しくなってしまう、ということです。
これを回避するためには、万が一に備えた保障を取りながら投資を継続することが非常にたいせつになってきます。
まずは専門家に相談を
還暦が間近に迫った50代。老後資金を着実に準備していくためには、お金を漠然と「貯める」だけではなく「増やす・育てる」という視点が必要となることがお分かりいただけたのではないかと思います。
今回の記事では触れませんでしたが、どのような投資対象を選ぶかという点も、実は非常に重要なポイントとなってきます。
ご自身のライフスタイルに合った「リスク管理」と「投資スタイル」を見つけていただければ幸いです。
まずは、資産運用の専門家に相談されてみてはいかがでしょうか?
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」
- 金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第21回)厚生労働省提出資料
- 公益財団法人生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」
- 谷口裕梨「還暦前の50代「貯金はいくら残ってる?」、老後の準備は万全か」(LIMO)
- マネイロ「資産運用はじめてガイド」
佐藤 雄基